さかいアスリート鍼灸院です。
11月の読み物は町田そのこさんの「夜明けのはざま」にしました。
52ヘルツのクジラたちに続いて2冊目となりました。
舞台は家族葬斎場、自死した親友の葬式を担当する事になった葬祭ディレクターや、元夫の恋人の葬式を担当する事になったフラワーディレクターなど5つのブロックから構成されております。
人間関係は相手がいる事。
自分の意見がある様に、相手にだって意見はある。
自分の思いに寄り添って欲しいなら、相手の気持ちには寄り添っていたのか？！
自分の意見はちゃんと受け取って欲しい、では相手の意見は同じ様に受け止めていたのか？！
自分は相手の事を思って行動している、それは自分を正論だと思って相手を見下していないだろうか？！
なぜこちらの譲歩を理解しない、それはそもそも相手に気持ちを強要していた事にならないだろうか？！
相手を無意識に見下す人はいる、それを見下しているとも思っていなかったりする。
人はとかく、自分の正論を人に押し付けがちになる。
良かれと思って相手を思う言い方をしても、それが自分本位であったり、実際には相手の考えを蔑ろにしている事もある。
人の対比がしっかり描かれていて「わかるわー」と思いながら読みました。
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